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【海外ドラマ】ファンタジー刑事!『GRIMM / グリム』

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個人的には割と硬派な刑事ものとかが好きだったりするので、「GRIMM」の斧持ってる主人公のジャケットをみてスルーしていたんですが、どうやら思ったより本格派だという話を聞いてみてみることに。

「グリム童話」と言えば「赤ずきん」に「シンデレラ」、「ヘンゼルとグレーテル」、「ラプンツェル」に「七匹の子ヤギ」などなど、誰もが知っている有名なお話が多いですが、「GRIMM / グリム」はその名の通り、グリム童話をモチーフにしたドラマシリーズ。
オレゴン州ポートランドの殺人課刑事ニック・ブルクハルトは、自身が”グリム”と呼ばれる一族の末裔だと知らされ、”グリム”の仕事は”ヴェッセン”(魔物)と人類の均衡を保つこと。”ヴェッセン”たちは人間に混ざって生活していて多くのものは平和に暮らしているが、中にはその能力を使って悪事を働く者も。
ニックは目覚め始めたグリムの能力によって姿を隠した怪物の姿を見ることができ、不可解な事件の黒幕がヴェッセンによるものだと気づき、それをヒントに難事件の解決へ乗り出します。

ファンタジーのベールを被った硬派な刑事ドラマ

グリム童話をモチーフにした作品は多く、中には「ヴァン・ヘルシング」のような「魔物ハンター」を描いたものも多いわけですが、ドラマ「GRIMM / グリム」の内容は硬派な刑事もの。変な魔法の武器や遺物なんかが出てきたりするわけではなく普通の刑事として捜査します。ヴェッセンも殺すのではなく、普通に人間として逮捕するのです。ヴェッセンといっても、長きにわたって人間の中で暮らしてきた彼らは人間そのもの。彼らが事件を引き起こした動機も突き詰めていけば人間のとそれとあまり変わらないことに気が付きます。
実際登場する事件も「クリミナルマインド」といわれても分からないような猟奇的な事件ばかり。
しかし、人間とは違った特殊な体質があることや、種族間の因縁など、人間とは違った動機から事件が起こるところがドラマ「GRIMM / グリム」の見所です。
”グリム”について全く何も知らないニックは「グリム童話」と叔母が残した資料、捜査過程で友人になる”ブルットバッド”(狼男)のモンローに助けられながら様々なヴェッセンたちと対峙していきます。
起こる事件は突飛なものの、地に足の着いた捜査で見ごたえのある刑事ドラマに仕上がっています。

ただファンタジーやオカルト、ぶっとんだ展開が見たい人にはちょっと物足りないかも。
乱暴に言えば、言うなれば仮面ライダーの出てこない仮面ライダーというか、犯人が全部魔物の「クリミナルマインド」みたいな。
細かいところまで見ていくとアレですが、例えば高度な心理分析などなくても、毎回容疑者がヴェッセンであるのがわかればヒントになるので、ちょっと都合が良すぎるようにみえるとか、魔物が見えるだけで普通の人間であるニックが魔物相手に格闘戦をしても、いつも全然ケガをしないというのもちょっと気になってきます。

魅力的な登場人物と多彩なゲスト俳優!

ドラマは登場人物を好きになると見続けてしまえる
主人公ニック

様々なドラマや映画で活躍する俳優がゲストとして出演しているのも見どころの一つ。
「パーソン・オブ・インタレスト」などのエイミー・アッカー、「LOST」「BOSCH / ボッシュ」のタイタス・ウェイバーなど、海外ドラマファンなら一度は見たことのある俳優が、ヴェッセン役として登場。誰がどんな役で登場するのか毎話楽しみになります。

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